子育ての疲れにはアロマが効く

こんにちは、いったです。

 

子育てをしていると、どうしても身体的・精神的にストレスがたまることってありますよね。

だからといって、外に出て運動したりカラオケに行ったりする余裕はなかなかありません。

 

今回は、そんなときにはアロマがいいよっていう話です。

 

子育て中お母さんへのアロマテラピーの効果

神戸常磐大学の研究では、子育て中の母親がアロマハンドマッサージを受けると、ストレスや緊張、不安などが減少することが分かりました。

 

唾液やテストのようなものを用いて分析した結果なので、確かに心を落ち着かせる効果があるようです。

 

しかし、そもそもアロマはなぜ効くのでしょうか。

 

アロマが効く理由

アロマテラピーがその名の通りセラピーとして機能する理由は、おもにその香りにあります。

 

鼻から入ったアロマの香りは、嗅覚を司っている器官によって電気信号に変換され、脳の視床下部へと到達します。視床下部は自律神経や体温調節、ストレス応答、摂食行動、睡眠覚醒など、さまざまな生理機能を協調して管理しています。

 

アロマの香りは視床下部にはたらきかけ、自律神経やホルモンバランスを整えることができます。すると副交感神経が優位になり、ストレスや体の緊張がほぐれていくのです。

 

つまり、研究で行われたような、ハンドマッサージを行わなくても十分にアロマの効果は得られるということです。

 

もちろん皮膚から効果を得たり、肺から血液を通して全身に送られるルートもありますが、香りに因るものがメインなんです。

アロマキャンドルをたく

 

お母さんにおススメのアロマ

紹介した研究で使われたアロマを紹介します。ここに挙げるものは授乳中の方にも安全性が高いとされているものですが、気になる方は医師やアロマの専門サイトなどをご確認ください。

 

・真正ラベンダー

 シソ科の植物で、学名に入っているofficinalisには”薬用の”という意味があります。ラベンダー精油は刺激が少ないため、世代を選ばず使いやすいという特徴があります。睡眠中の芳香浴ではすっきりとした目覚めが得られ、短い時間でも気分の落ち込みが減少したという報告もあるようです。また、トリートメントによりストレスを和らげ、免疫力を高める効果もあるようです。

ラベンダー

 

・オレンジスイート

ミカン科の植物で、いわゆるシトラスの香りなどと呼ばれているものです。甘くみずみずしい香りが特徴で、不安軽減や胃腸の不調にも効果があったとの報告もあります。またリラックス効果だけではなく、”やる気”や”きびきび動く”気持ちも引き出してくれるようです。その他、高齢者のうつ病に対して大きな影響がある可能性があるという研究や、面白いものには小学生がこの香りを感じてから100マス計算を行うと計算ミスが減る、というものもあります。

オレンジ

 

ゼラニウム

フクロソウ科の植物で、ローズオキサイドという成分を含んでいます。その名の通りローズのような香りで、古くから香水などに利用されていました。バランスの精油といわれることもあり、ホルモンや皮脂などの身体面と精神的なバランスの両方を整える効果があるようです。また、唾液中のエストロゲン(女性ホルモンの一つ)濃度が上昇したという研究もありますが、女性ホルモンのコントロールはストレスの軽減が大事とされているので、その効果かもしれません。いずれにせよ、体の中のバランスを整えてくれるアロマといえそうです。

 

ゼラニウム(濃いピンクのたんぽぽのような花)



アロマのある暮らしに

仮にアロマに効果がなかったとしても、その香りの良さは日常生活に癒しや潤いを与えることは間違いないでしょう。

 

さいころに、アロマがたいてあるおうちにおじゃました時は、少しお行儀よく遊んだのを覚えています。もしかしたら、お母さんだけでなく子どもや旦那さんにも効果があるかもしれません。

 

色々な香りを試し、自分に合うアロマを探してみてはいかがでしょうか。

 

ぜひいろいろなアロマとの出会いをお楽しみください。